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蒲田抜きとは?知って得する上達への近道

序章

将棋において、「蒲田抜き」とは、相手の駒を「角」で直接取るのではなく、一旦自陣の駒を相手の駒の横に置き、その駒を間接的に取る戦法です。この戦法は、相手の駒を一方的に奪うことができるため、非常に強力な攻撃手段となります。

蒲田抜きのメリット

蒲田抜きには、以下のようなメリットがあります。

  • 相手の駒を一方的に奪える:角で直接取ると、相手の駒を逃げられる可能性がありますが、蒲田抜きでは相手を逃がすことなく取ることができます。
  • 相手の駒の移動を制限できる:蒲田抜きで相手を挟み込むと、相手の駒の移動を制限することができます。
  • 相手の駒を餌にすることができる:蒲田抜きで相手を挟み込むと、さらに他の駒で攻撃することができます。

蒲田抜きのデメリット

蒲田抜きには、以下のようなデメリットもあります。

蒲田 ぬき

  • 自陣の駒を失う恐れがある:蒲田抜きでは、自陣の駒を相手側に置きますが、この駒が相手の駒に取られる可能性があります。
  • 相手からの反撃を受けやすい:蒲田抜きで相手を挟み込んでも、相手が反撃してくる可能性があります。
  • 手順が複雑になる:蒲田抜きは、相手を挟み込むために手順が複雑になることがあります。

蒲田抜きの実例

実例1

局面図:

    △  △  △  △  △  
    △  △  △  △  △  
    △  △  △  △  △  
    △  △  △  △  △  
    △  歩  銀  歩  歩  △  
    △  歩  角  歩  歩  △
    △  飛  桂  桂  銀  △
    △  歩  角  歩  歩  △
    △  玉  歩  歩  金  △
    △  △  △  △  △  

ここで、先手は「3二角」と蒲田抜きを仕掛けました。後手はこの角を取ると、自陣の「3一飛」が詰みます。このため、後手は「2三龍」と角を取るのを防ぎます。すると、先手は「2二角」とさらに蒲田抜きを仕掛け、後手の「3一飛」を詰ませました。

実例2

局面図:

    △  金  金  金  金  金
    △  △  △  △  △  
    △  △  △  △  △  
    △  歩 歩 歩 歩 歩  △  
    △  歩 歩 歩 歩 歩  △  
    △  歩 歩 歩 歩 歩  △  
    △  歩 歩 歩 歩 歩  △  
    △  飛 歩 歩 歩 歩  △  
    △  △  △  △  △  

ここで、後手は「2三角」と蒲田抜きを仕掛けました。先手は「2三飛」と角を取ると、自陣の「4一龍」に詰めろがかかります。このため、先手は「2二歩」と角を取るのを防ぎます。すると、後手は「3二角」とさらに蒲田抜きを仕掛け、先手の「4一龍」を詰ませました。

蒲田抜きの使い方

蒲田抜きは、以下のような局面で有効です。

  • 相手の駒が一方的に取れる局面:相手の駒が動けず、かつ自陣の駒が相手の駒の横に置くことができる局面では、蒲田抜きが有効です。
  • 相手の駒の移動を制限できる局面:相手の駒が動ける範囲が限られており、かつ自陣の駒が相手の駒を挟み込める局面では、蒲田抜きが有効です。
  • 相手の駒を餌にすることができる局面:相手の駒が強力で、かつ自陣の駒で簡単に取れる局面では、蒲田抜きで相手の駒を餌にしてさらに他の駒を攻撃することができます。

蒲田抜きの注意点

蒲田抜きを使用する際には、以下のような注意点があります。

蒲田抜きとは?知って得する上達への近道

  • 自陣の駒を失わないように注意する:蒲田抜きでは、自陣の駒を相手の駒の横に置きますが、この駒が相手の駒に取られないように注意が必要です。
  • 相手の反撃を受けないように注意する:蒲田抜きで相手を挟み込んでも、相手が反撃してくる可能性があります。相手の反撃を予測し、適切に対処するようにしましょう。
  • 手順が複雑にならないように注意する:蒲田抜きは、相手を挟み込むために手順が複雑になることがあります。手順を
Time:2024-10-17 05:37:36 UTC

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